SDGs企業の取り組み

認定こども園七松幼稚園 | SDGs取り組み事例 vol.1

SDGsとは

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SDGsとは、2015年9月の国連サミットで採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」に掲げられた17の「持続可能な開発目標」のことです。2030年までに、各国はその力を結集し、あらゆる形態の貧困に終止符を打ち、不平等と闘い、気候変動に対処しながら、誰も置き去りにしないことを確保するための取り組みを進めています。このように聞くと、少しハードルがあがってしまいますが、SDGsは特別なことでなく、私たちの身近にあるものばかりです。「ゴミを減らす」「残さず食べる」「マイバッグやマイボトルを持ち歩く」など、SDGsへの意識と実践できることを始めることが大切です。

認定こども園七松幼稚園様の取り組み

 

今回は、兵庫県尼崎市の「認定こども園七松幼稚園」様へ取材にいき、SDGsの取り組みについてお話を伺ってきました。まず、目に入ってきたのが、園の各所にSDGs「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」の掲示があり、幼いころから自然に意識をもつよう工夫をされていました。階段や壁などに貼られている掲示物も全て手作りで、保護者や園児のことを考え、目線を意識した高さに掲示されています。防火扉は、冷たいイメージがあるので、マグネットで装飾されています。

園庭では、園児たちが楽しそうに走り回っていましたが、よくみると履いているのは「草履」です。個人差にもよりますが、土踏まずが形成されるのは、およそ3~8歳頃と言われています。土踏まずが形成されることで足裏本来の性能が機能し、歩く、走るなどの際に足にかかる負担が減少されます。認定こども園七松幼稚園では、2歳から「草履」を履き、園庭にある土山を駆け上がることで土踏まずの形成を促しているとのことです。屋上には、ネットをはり、思う存分ドッジボールやフリスビーを楽しめる空間が作られていましたが、こちらも手首の発達を意識してこのような施設を作られたそうです。

園庭にある、椅子は廃タイヤを利用、テーブルの丸太も廃材を利用し、園のスタッフで作成されおり、他にも企業から贈呈されたものなどを上手く活用されていました。今回、私たちがお渡しした「フィルムの端材シール」も園児たちがシールに絵を描き絵本をつくったり、飾りつけに使ったりと早速色々なアイデアを出しながら使用してくれました。
※詳しくは端材シールプレゼント <未来を担う子どもたちの成長に>の記事をご覧ください。

最後に、認定こども園七松幼稚園 亀山園長に人財育成の観点で取り組まれていることを伺いました。まず、園で行われる保護者を呼んでの発表会(演劇)は、「子供が自ら考える」ことを大切にしているため、決して教員が口を出さず子供主体でできるようにするため、大人が見るとよくわからない内容(見栄えしない演出)になるが、保護者へは過程を伝えるための掲示物を多く作ることで理解できるよう工夫されています。また、遠足についても園児たちの行きたい場所・やりたいことができるだけ実現できるよう、クラスごとに行先が異なり、昨年は、海外に興味のあるクラスは「ネパール料理店」へ、お笑いに興味のあるクラスは「シアター見学」などユニークな遠足を実施されています。これには、一票が反映されにくい世の中だからこそ、意見が通ることを体感させ、自分が決めたことに対して最後まで責任をもつという体験をしてほしい、また、たくさんの経験をさせる(インプットする)ことで引き出しが増え、将来世界で活躍できる人財に育ってほしいという園長の思いが詰まっています。

最後に

認定こども園七松幼稚園様を取材させていただき、教育の大切さと企業協力の意味を改めて認識しました。当社も微力ではありますが、端材シールのご提供だけでなく他の企業様とも協力しながらSDGsの取り組みを広げていきたいと思います。また、デコルバでSDGsの取り組みを共有させていただくことで他の企業様の取り組みの参考になれば幸いです。取材協力頂ける企業様はぜひお問合せまたはコメント欄へ投稿ください。

 

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COMMENTS

  1. Bullitt より:

    いつもメルマガを読ませて頂いてます。
    素晴らしいアイデアと取り組みですね。
    弊社は電子部品関係の商社ですので、今は直接ビジネスで関わるアイデアは無いですが、
    機会があれば、ご相談させて頂きたく思います。

    1. ご賛同及びコメント頂きありがとうございます!弊社も他社様から日々勉強させていただいております。できることから少しずつ取り組んでいければと思っておりますので、今後ともよろしくお願いいたします。

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