防犯フィルムの有用性~空き巣が嫌がる条件とは~
振り込め詐欺(オレオレ詐欺・架空請求詐欺・融資保証金詐欺)、スキミングなどお金を奪われる犯罪は、常に新しい手口が生まれているイメージがありますが、複数人で住人の留守中に一戸建てやアパート、マンション、店舗等に侵入して金品を盗む空き巣被害が昨今また増えてきています。これは防犯対策が進んでいる特殊詐欺よりも、力技で金品を強奪する方が逃走してしまえば足が付きにくく、被害を受けても証拠が残っていないと解決が難しいこともあるため、窃盗犯罪のなかでも昔から後を絶たないようです。
犯人が屋内に侵入する手口で最も件数が多いのは「無締まり」(施錠されてない場所からの侵入)、そして2番目に多いのが「ガラス破り」なのです。戸締りをしっかり確認した上で、さらに防犯対策をするためにはガラスが破られないようにする必要があります。
具体的には、「5分間」ガラスが破られるのを防ぎ、足止め出来たら、犯行自体が断念される可能性が高くなります。その理由は、5分以上かかってしまうと、人目につき通報されるケースが多く、犯人にとってのリスクが高くなるからと言われております。
(引用)住まいる110番
https://www.npa.go.jp/safetylife/seianki26/theme_a/a_d_1.html
①こじ破り(三角割り)
マイナスドライバーなどでガラスの鍵周りに衝撃を与えることでヒビが入ります。それを何回か繰り返すことでガラスに穴が空き、そこから手を入れて鍵を開けられてしまいます。
②打ち破り
バールのような硬い物でガラスに強い衝撃を与えて力任せに破壊する手段です。大きい音が出る代わりに短時間でガラスを割ることが出来ますので、人目の付かない状況でスピード重視で犯行を行う際に使われます。
③焼き破り
バーナーやライターでガラスを熱し、冷却スプレーなどで冷やすことで急激な温度変化が起こしガラスを割る方法です。温度変化でガラスが割った際の音はかなり小さく、人目を気にした犯行で使われやすいです。
鋭利な物を使用した衝撃、硬い物をぶつける衝撃、熱を利用した温度変化、全てに対応するにはガラス自体の強度を上げるしかありません。まず防犯性の高いガラスを設置することが望ましいですが、時間もお金もかかってしまいます。
そこで、今あるガラスを活かしたまま強度を上げるには『防犯フィルムを使用する』という方法があります。「CPマークの付いた防犯フィルム」をガラスに貼ることで、上記3つの手口を使われても、5分間以上侵入を防ぐことが出来るといわれています。
※CPマークとは、防犯性能の高い建物部品につけられるマークのことです。警察庁、国土交通省、経済産業省などの団体の検査のもと、防犯性能試験において5分以上侵入を防ぐことのできるものを差します。
<ワンポイントアドバイス>
防犯ガラスフィルムを一部分だけ貼る場合は少なくともA3サイズ以上のものを貼りましょう!防犯フィルムが貼られていないところが割られ、手を伸ばして鍵を開けられたら意味がなくなってしまうため出来る限り大きく貼ることをお勧めします。もちろん窓ガラス全面に貼ることで効果を十分に発揮します。
3M™ スコッチティント™ 防犯フィルム バッド打撃実験にて防犯フィルムの効果をご確認ください。
上で紹介したように、防犯フィルムはかなり強度があります。そのため「防災対策」としても役立ちます。
・強風や地震でガラスが割れた際の飛散を抑える
・台風による飛来物がガラスにあたった時のガラスの貫通を防ぐ
といった効果が期待できます。
また防犯ガラスの場合は、ガラス自体が硬く、緊急時に屋外へ逃げる際、「ガラスを破ることが出来ない」といったことが起きるかもしれません。その点、防犯フィルムであれば防犯ガラスよりは内側からガラスを破り脱出することが容易になります。
一戸建て等の個人宅はもちろん、店舗や学校・病院、人やお金を管理したり集まる場所は「侵入させない」対策が重要になってきます。ワンランク上の侵入対策として防犯フィルムを検討してみてはいかがでしょうか。当社ではご要望に合わせた防犯フィルムの材料販売から施工まで提案させていただけます。気になった方は、下記フォームよりお気軽にご相談ください。
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